年式 | WRX/STi | WRX |
1992/11/01 ~ | 42021FA030 | 42021FA030 |
1993/10/09 ~ | 42021FA030 | 42021FA030 |
1994/10/07 ~ | 42021FA030 | 42021FA030 |
1995/01 ~ | 42021FA031 | 42021FA031 |
1996/09/09 ~ | 42021FA121 | 42021FA031 |
1997/09/01 ~ | 42021FC010 | 42021FA031 |
1998/09/03 ~ | 42021FC010 | 42021FA031 |
1999/08 ~ | 42021FA310 | 42021FA031 |
※CAR BOY 2000年5月 NEKOの解剖学講座より引用
- 現在、42021FA030は42021FA031で対応。
- 42021FA031の在庫が無い場合、42021FA032で対応。
- 文字の色が同じ物は、Assy部分が共通
- 42021FA310以外は、ポンプ本体が共通。
私の車で確認したら確かに42021FC010の燃料ポンプAssyがついていました。
42021FA310の吐出量(cc)/min | 42021FA031の吐出量(cc)/min | |||||
燃圧(kg/cm^2) | 電圧12V | 電圧13V | 電圧14V | 電圧12V | 電圧13V | 電圧14V |
2.6 | 2340 | 2740 | 3040 | 2150 | 2490 | 2800 |
3.0 | 2230 | 2520 | 2770 | 1720 | 2200 | 2540 |
3.5 | 2050 | 2330 | 2560 | 1450 | 1730 | 2220 |
4.0 | 1900 | 2180 | 2360 | 890 | 1310 | 1745 |
4.5 | 1660 | 1920 | 2300 | 690 | 1090 | |
5.0 | 2080 |
燃圧が3.0kg/cm^2という条件で比較すると、吐出量の多い42021FA310では2230cc/min、少ない42021FA031は1720cc/minという事になります。この吐出量からブースト0.9kg/cm^2での馬力を計算すると、42021FA310では270~300馬力、42021FA031では220~240馬力を出す事ができるという事です。あくまでも燃料ポンプ単体での理論値です。
Version.5で使用されている42021FC010も42021FA031と同じ燃料ポンプという事ですので、カタログ上の280馬力を出すのは不可能なのでは?という疑問が出てきました。そんな事を考えている時に、最近STiから販売されたガス欠症状を緩和する為の競技用フュエルポンプが発売された事を知り、対応車種を見たところ、GC-E~Gと対応となっていました。Version.6(G)へ対応しているという事は42021FA310と同等の吐出量があるという事になると考えられます。また、Version.5へ取り付けて吐出量が増えればレギュレーターなど交換は必要ないのか?という疑問も出てきます。
ニュースリリース
そこで、STiへ電話で確認してみました。
- 燃料ポンプAssyを交換するだけで、他の部品を交換する必要は無い
- E型とF型では燃料ポンプ本体について殆ど違いが無い
42021FC010の燃料ポンプ本体の形状42021FA031と同様ですが、実は中身(性能)が違うのかな?という気もします。それから競技用フュエルポンプがnon STi Versionにも取り付け可能だとすると、ますます疑問が深まるばかりです・・・。これについては今後も色々と情報収集をしないといけないですね。
今まではガソリンの片寄りよるガス欠症状を解消する為には、コレクタータンクを取りつけるのが最善の策と言われていますが、ラインやフィッティングなどの費用や工賃を加味すると大変高額な金額なってしまいます。競技用フュエルポンプであればボルトオンで取り付け可能であり、DIYでの作業も可能ですのでコレクタータンクを取りつけるよりも安価に出来ると思います。
競技用フュエルポンプにGT-R用や2J用の燃料ポンプを取りつける事が可能であれば、ブーストアップやタービン交換をしたいという時に必要な燃料系の強化も可能になります。多分、ポン付けは無理だと思いますので、どれ程の加工が掛かるのかが肝ですね。
STi製 高性能フューエルポンプ(競技用)
STiから流量の多い燃料ポンプが発売されました。 流量と開弁圧を上げていると書かれていますが、純正品の燃料ポンプからどれだけ上がっているのか具体的な数値がわからないので何ともいえませんね。STiから出ていたガス欠症状に対応した、競技用フュエルポンプに取り付けできるのは、DIY派にはいい事ですね。しかし、両方購入するとなると10万円ぐらいになってしまう?。
ニュースリリース
ニュースリリースに燃圧300kPa時に180l/hと書かれているので、単純計算すると3000cc/minという事になります。電圧が14Vと仮定すると42021FA310よりも吐出量が約200cc多いという事になります。
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