【Windows 7】 USBのセレクティブ サスペンドの設定を無効化

Windows 7の電源設定に「USBのセレクティブ サスペンドの設定」という項目があり、デフォルトで有効となっています。

Windows_7_USB.png

この状態だと、サスペンドから復帰した時にUSBのハードディスクが認識されなくなったり、認識されるのに時間がかかってしまったりします。

以下の手順で、この設定を無効化することができます。

  1. コントロール パネル→ハードウェアとサウンド→電源オプションと開き、アクティブになっている電源プランの「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
  2. 「USB設定」→「USBのセレクティブ サスペンドの設定」と展開し、「有効」から「無効」へと変更してOKボタンをクリックします。

GUIで設定するのが面倒とか、複数のパソコンで設定する必要がある場合などは、バッチファイルを作成して実行するのが簡単だと思います。

自分で電源プランを作成していない場合、以下の内容のバッチファイルを実行するとプランを変更しても、USBのセレクティブ サスペンドの設定が無効となります。メーカー製パソコンでは、電源プランが追加されていたり、カスタマイズされている可能性がありますので、バッチファイルの内容を修正する必要があるかもしれません。

::USBのセレクティブ サスペンドの設定 (無効) (バランス)
powercfg -setacvalueindex SCHEME_BALANCED 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0
powercfg -setdcvalueindex SCHEME_BALANCED 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0
::USBのセレクティブ サスペンドの設定 (無効) (高パフォーマンス)
powercfg -setacvalueindex SCHEME_MIN 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0
powercfg -setdcvalueindex SCHEME_MIN 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0
::USBのセレクティブ サスペンドの設定 (無効) (省電力)
powercfg -setacvalueindex SCHEME_MAX 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0
powercfg -setdcvalueindex SCHEME_MAX 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226 0

なお、Windows 8でも上記のコマンド(バッチファイル)で無効にすることが可能でした。